maasaだより

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「彫刻」

仕事をして町内の大役の仕事をして....
自分の体力のなさをうらみながら、何とか元気にしています。
この一文は、ブログの更新が出来ていない言い訳です。
完全に。(笑)

今日はどうしても気持ちの整理をしたく、久しぶりにエキサイトブログを開き、忘れかけの自分のパスワードを入力しました。
(忘れていなくって良かった~)

今日は娘と京都に行ってきました。
目的は2つ。
「恩師の彫刻の展覧会に行くこと」 と 「友人の元気な顔を確認すること」でした。

初めての画廊。
恐る恐る、ドアを開け中に入りました。
そこには、いつもは食事をしたりメールでやり取りをしている姿勢の良い恩師が立っていました。

まずは作品を....
洗礼された石の彫刻。
そして、先生がアトリエで石に向かう姿を映画監督が撮ったドキメント映像が上映されていました。
娘と二人、自分の世界にはまって見せていただきました。
そんな映像を見るのは初めて。
それは単なる記録ではなく、完成された一つの映像作品でした。

なんてことない白い石から、人の手を加えていくことで作品になっていく。
一人の彫刻家が心を動かし、石に向かう空気感。
取りつかれたかのように石に向かう背中。
ピーンっと張り詰めた空気。

作品を堪能し、再び入り口付近にあったパネルの文字を読んでいた時。
「えっつ?触っていいの?」
作品に触ってくださいとの文字が....
その文章の前には手のひらサイズの彫刻が置いてありました。

手に触れた瞬間、驚きました。
この感覚....
目で見て、想像していたものとは全く異なる手の感覚。
そして、心の感覚。

大きさも素材感も異なる、赤ちゃんを抱いた時の感覚....
彫刻に触れてこんな気持ちになったのは初めてです。
この感覚に自分自身が驚いて、自分自身の感覚を確かめるかのように大きな作品にも触れてみました。
やっぱり、この感覚....
石と言うものは硬く、重たく、冷たいイメージのある素材。
なのに赤ちゃんのふわふわしたイメージを感じる。

なんなん?
よく日本人が腕に付けているパワーストーンなんて、全く興味もなく、実際触れても何も感じないのに、これってパワー?
何?
いまだに解決できない気持ちを自宅に持ち帰りました。

実は、先日いつもお世話になっている方からお嬢さんに辛いことがあり、食事も取れない日々が続いている話しを聞きました。
お嬢さんにはお会いしたことはありませんが、何故か彼女の事を想いました。
この作品に触れてほしい。
元気になれなくとも、心を和らげることが出来るかもしれない....と。

色んな事を感じ、想い、画廊を後にし、歩いて15分ぐらいの友人の働くコーヒー店へ向かいました。
さすが親友。
放心状態の私を一瞬にして見抜きました。

人をこんな放心状態にする作品を創る恩師を心から尊敬します。
そして、私の心の中をいつも見抜き、そして寄り添ってくれる友人を大切に想います。

COHJU contemporary art  冨長敦也 - The Marking -
 2012.10/2 (tue) - 10.31(wed)
 12:00_18:00 Closed Monday
 
 〒604-0981
 京都市中京区毘沙門町557


日本・アメリカ・フランス・イタリアなど世界各地 で展覧会をされ、国際的に活躍している彫刻家・冨長敦也さんの個展です。
期間中に は映画監督の亀井岳さんによる「冨長敦也の夏2012」も上映されています。
是非、皆さんも心を動かしてみてください。
maasaより

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by maasalee | 2012-10-14 21:02